成績停滞

成績停滞で塾を探す前に。最初に切り分ける3つの原因

成績が停滞した時は、授業理解、家庭学習、定着のどこで止まっているかを1週間記録してから支援を選びます。塾を追加する前の見分け方を解説します。

ページ更新日:2026年7月14日

公開日:2026年4月14日 / 6分

成績停滞で塾を探す前に、授業理解、家庭学習、定着の3つを分けます。原因が分かれば、個別指導、学習管理、家庭での見直しのどれを先にするか決められます。

この記事の目次
  1. 最初の1週間で記録すること
  2. 原因1: 授業理解で止まっている
  3. 原因2: 家庭学習が回っていない
  4. 原因3: 分かったことが定着していない
  5. 外部支援を使うなら頼む範囲を決める
  6. 4週間後に見直すこと
  7. よくある質問
  8. 中高一貫校の補強に使いやすいサービス【PR】

成績が止まると、授業数や塾を増やしたくなります。ただ、点数が下がった理由は一つではありません。授業で理解できていないのか、家で取り組む時間が崩れたのか、分かった内容を解き直していないのかで、必要な対応は変わります。

塾を探す前に、1週間だけ学習の実態を記録してください。感覚ではなく、どこで止まっているかを見ます。

最初の1週間で記録すること

教科ごとに、次の4点をメモします。

  • 授業で止まった単元と、本人が質問できたか
  • 提出物が期限までに終わったか
  • 家で何分勉強したかではなく、何を解いたか
  • 間違えた問題を翌日以降にもう一度解いたか

テスト前だけ勉強時間が増えている、提出物は終わるが誤答を見直していない、といった違いが見えます。ここで原因を一つに決めつけないことが大切です。

原因1: 授業理解で止まっている

授業中に分からない部分が残り、そのまま次の単元に進む状態です。家庭学習の時間があっても、何を復習すればよいか分からない場合があります。

この場合は、単に演習量を増やすより、止まった単元まで戻って説明を受ける方が先です。個別指導を検討するなら、次を確認してください。

  • 学校の教科書や進度に合わせて扱えるか
  • 解説後に本人が自力で解けたかを確認するか
  • 分からない単元が複数ある時、何から戻すか

原因2: 家庭学習が回っていない

授業は分かっていても、宿題や復習が始められない状態です。必要なのは難しい授業ではなく、いつ何をするかの設計かもしれません。

まずは1教科だけ、曜日と時間を固定し、終わったかを短く確認する形で試します。毎日細かく監視しないと続かないなら、学習管理や時間固定の支援を検討する余地があります。

外部支援を使う場合も、授業を増やす前に「未提出の時は誰が連絡するか」「次回までの課題をどこに書くか」を決めてください。

原因3: 分かったことが定着していない

授業では分かるのに、テストで同じ型の問題を間違える場合です。解説を読む、答え合わせをするだけで終わり、誤答を再び解く機会が少ないことがあります。

この場合は、次の順で見直します。

  1. 間違えた理由を一言で書く。計算、用語、問題文の読み違いなどです。
  2. 翌日か週末に、同じ問題を答えを見ずに解く。
  3. 同じ型の問題で再び間違えたら、単元に戻る。

塾に頼むなら、授業の追加より、誤答の回収と解き直しをどこまで見てもらえるかを聞く方が有効です。

外部支援を使うなら頼む範囲を決める

記録後に塾や家庭教師を検討するなら、「何となく成績を上げたい」と伝えないでください。頼む範囲を一つに絞ります。

記録で見えた状態 先に検討する支援
授業内容が理解できず質問もできない 学校進度に合わせた説明と理解確認
宿題や復習が始められない 時間固定、提出確認、短い進捗共有
同じ誤答を繰り返す 解き直しの設計、誤答の原因確認
複数の状態が重なっている 優先する1教科か1単元を決めてから相談

体験では、最初の4週間で何を変えるか、宿題をどう確認するか、改善が見えない時に何を変えるかを聞きます。

4週間後に見直すこと

開始後は、点数だけで判断しません。

  • 本人が今の課題を言葉で説明できるか
  • 宿題と解き直しが次回までに終わっているか
  • 同じ型の問題で同じミスが減っているか
  • 家庭の声かけや送迎が無理なく続いているか

動かない項目があるなら、本人だけの問題にせず、講師、教材、回数、家庭での役割を見直します。支援を足す前に、今の仕組みで何が回っていないかをもう一度確認してください。

よくある質問

成績が下がったら、すぐ塾を増やすべき?

まず1週間、授業、提出物、復習、誤答の扱いを記録します。どこで止まっているかが分かってから、必要な支援だけを選びます。

家庭で先に試せることはある?

学習する曜日と時間を固定し、誤答を翌日以降にもう一度解く仕組みを1教科だけで試します。運用が回らない時に外部支援を検討します。

体験授業では何を聞けばよい?

最初の4週間で扱う内容、宿題の確認方法、改善しない時に変える項目を聞いてください。

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調査・参照元

長谷川莉央著者・編集

塾のものさし編集部

保護者が塾選びで迷いやすい論点を整理し、比較記事、資料請求前の判断材料、体験前に確認すべき観点を執筆しています。